ハンサン 龍の出現 / 静と動の名将対決

ハンサン 龍の出現 (2022 韓国)
한산: 룡의 출현 / Hansan: Rising Dragon
監督:キム・ハンミン


あらすじ:侵略してきた日本軍を迎え撃ちます。

閑山(ハンサン)島海戦 ... 文禄の役における海戦の一つ。
文禄元年(1592年)7月7日に閑山島と巨済島の間の海峡で単独出撃をした脇坂安治率いる1500人の水軍を、李舜臣(イ·スンシン)率いる朝鮮水軍が誘引迎撃戦術により撃破した海戦。(Wikipediaより)

キム・ハンミン監督の「イ・スンシン3部作プロジェクト」2作目とのこと。1作目の『バトル・オーシャン』はリストに入れたまま未見です。だって3部作とか知らなんだもの。あとで必ず観ます。

 

まず、戦勝映画とはいえ敵国(当時)の大将をこれだけ公平無私に描いてくださったという点で、キム·ハンミン監督ありがとうございます。てかそもそも脇坂安治をあまりよく知らないんですよねわたし。日本人だけど不勉強で日本史詳しくないし。

で、ざっと予備知識を入れてから観たんですがかなり面白かったですね。脇坂安治という人間についても120分でよくあれだけ掘り下げて魅力的に描ききったなと。
VFXで水を一切使わない海戦シーンを作ったそうだけど、あれ超すごかった(語彙力)。亀船いいね、亀船最強!名前はかわいいけど。
韓国一弓の似合う男パク·ヘイルは神々しいし、好きな俳優が何人も出てたというだけでもう興奮したんだけど、みんないい仕事してましたね。

あと言語に関わることなので仕方ないっちゃ仕方ないんですが、ピョン·ヨハンはじめ俳優たちが日本語のセリフを頑張ってるのに、吹替えで逆に違和感を感じてしまったのはちょっと残念でした。俳優たち本人の声を知ってるから余計にね、全員おんなじようなイケボで吹替えされても何だかなあ〜 と思っちゃいました。オリジナル字幕版があればそちらも観てみたいと思います。

 

この文禄の役朝鮮半島に出兵したものの、李氏朝鮮側に投降し日本軍と戦った「降倭」と呼ばれる兵士たちは3000人にものぼると言われていて、本作にもそのリーダーと思われる俊沙(演:キム·ソンギュ)が出てきます。彼らの子孫はいま、どんな思いで韓国と日本を見ているのだろうか... ふとそんなことを考えたりもしました。

 

 

 


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